こんばんは、シドニーマンです。
シドニーの1月の季節は夏です。ですのでサマータイムが実施されています。ですが年中サマータイムという訳ではありません。毎年のことなので期間が決まっています。
しかしシドニーで生活する上でサマータイムがいつ始まりいつ終わるのかは知っておいた方が良い事柄のひとつです。
サマータイム(デイライトセービング Daylight Saving Time)とは
サマータイム(夏時間)とは、日の出時刻が早まる時期(10月~4月)に、時計の針を1時間進め、日中の太陽の出ている時間帯を有効に利用することを目的として導入されているシステムです。オーストラリア国内でもこのシステムを導入している州と導入していない州があります。シドニーがあるニューサウスウェールズ州(NSW)は導入しています。
オーストラリアは国土が大きな国です。ですので元々国内で時差がある国です。
サマータイム期間中はサマータイムで無い期間と時差も違っています。
*日本人コミュニティでは 『サマータイム(夏時間)』 と言っていますが、英語では『デイライトセービング(Daylight Saving Time(DST)』 と呼ばれています。太陽光(Daylight)を有効活用(Saving)する時間制度(Time)という意味です。
サマータイム(DST)のスケジュールは?
サマータイム(DST)は、シドニーの季節が暖かくなる10月に始まります。その季節の始まる時期の関係上で、10月第一日曜日(2023年で言えば10月1日)から始まり、夏が終わる4月第一日曜日(2024年の場合、4月7日)に終わります。
今のシドニーの状況は、2023年10月1日(日曜日)から始まっているサマータイムが2024年4月7日(日曜日)に終わるため、その期間中になるわけです。
オーストラリア国内にある3つの時間帯
オーストラリアは日本のおよそ21倍という広大な国土があります。なので3つの時間帯に分かれています。
オーストラリア中央部標準時 : UTC(協定世界時)+9:30
オーストラリア東部標準時 : UTC(協定世界時)+10:00
オーストラリア西部標準時:UTC(協定世界時)+8:00
*UTC(Coordinated Universal Time)とは、
協定世界時(きょうていせかいじ、英語: coordinated universal time[1], フランス語: temps universel coordonné[1][注釈 1])とは、国際原子時 (TAI) に由来する原子時系の時刻で、UT1世界時に同調するべく調整された基準時刻を指す[2][注釈 2]。言語によって頭字語が異なるため、共通の略称として UTC が定められている。
ウィキペディアより引用
世界標準時刻の基準として定められた時刻のことです。
オーストラリア東部標準時
シドニーがあるニューサウスウェールズ州(NSW)に首都キャンベラがある首都特別区(ACT)、メルボルンがあるビクトリア州(VIC)、ゴールドコーストやブリスベンがあるクイーンズランド州(QLD)、ホバートがあるタスマニア州(TAS)が属しています。
オーストラリア中央部標準時
ダーウィンがあるノーザンテリトリー準州(NT)、アデレードがある南オーストラリア州(SA)が属しています。
オーストラリア西部標準時
パースがある西オーストラリア州(WA)が属しています。
日本との時差は、シドニーが属している東部標準時で+1時間、中部標準時で+30分、西部標準時で-1時間となっています。
このうち、ゴールドコーストやブリスベンのあるクイーンズランド州(QLD)、パースがある西オーストラリア州(WA)、ダーウィンがあるノーザンテリトリー準州(NT)を除き、毎年10月第一日曜日から翌年4月第一日曜日の間、サマータイムが実施されて更に1時間早くなります。
シドニーがあるニューサウスウェールズ州(NSW)とゴールドコースト、ブリスベンがあるクイーンズランド州(QLD)では、同じオーストラリア東部標準時に属し同じ時間帯ではありますが、夏季の間ニューサウスウェールズ州(NSW)はサマータイム(夏時間)を実施している為、その期間中は時差が出来、シドニーがゴールドコーストやブリスベンより1時間早くなります。
サマータイム期間中気をつけておくこと
夏になり日が長くなる為サマータイムを実施しているシドニーですが気をつけておきたいことがいくつかあります。
- 開始日と終了日
- 日焼け止め対策
- ブッシュファイヤー (Bush Fire)
開始日と終了日
サマータイムは期間が決まっています。毎年10月第一日曜日が開始日で翌年4月第一日曜日が終了日になります。
開始日と終了日には時間設定が変わります。
日焼け止め対策
シドニーの日差しは普段でも強いです。それが季節が夏になるのですから尚更日差しは強くなります。日焼け止めクリームを塗るなどの対策はたとえ日差しが強くなくても忘れずに。
ブッシュファイヤー (Bush Fire)
毎年夏になるとブッシュファイヤー(Bush Fire)が話題のひとつになります。
*ブッシュファイヤー(Bushfire)とは山火事の事です。
これは夏のシドニーの日差しが強すぎるため森林内にあるユーカリの葉が自然発火しそれが他の草花に燃え移り被害が広がり大規模な山火事になるのです。
シドニー近郊のブッシュファイヤー情報はこちらで得ることが出来ます。
2024年はいつ終わる?
2024年の場合、4月7日(日曜日)にサマータイムが終わります。午前3時が午前2時になります。
現在のシドニーの季節は夏です。3月にもなれば季節が移り変わり始めます。季節に合わせてのサマータイム(DST)になので季節が変われば終わりになります。
この日に時計を1時間戻すことで、冬の標準時間に戻ります。サマータイムの終了により日の長さや気候が変化し、季節の移り変わりを感じることができます。
そして夏が始まるであろう時期、2024年10月6日(日曜日)に再開される予定です。この日の午前3時が午前4時になります
サマータイム(デイライトセービング Daylight Saving Time)が終わると生活はどう変わる?
実際、サマータイムが終わるとどうなるのか?
時間の設定が1時間変わるということは生活がどう変わるのでしょうか?
シドニーでの生活自体はハッキリ言って変わりません。
寝ている間に時間設定が変わり朝起きた時に確認して行動すれば問題ないからです。サマータイムが始まる日は、時間が1時間早くなるので睡眠時間が1時間短くなり、サマータイムが終わる日は時間が1時間戻るので睡眠時間が1時間多く取れるぐらいです。
ですがサマータイムを実施していないオーストラリアの他州と他の国との時差が変わります。
例えば、オーストラリア国内の場合。
クイーンズランド州(QLD)はサマータイムを実施していません。
ですので今現在、クイーンズランド州とニューサウスウェールズ州との時差が1時間あります。
サマータイム終了後(2024年の場合4月7日)からは、この時差が無くなりニューサウスウェールズ州(NSW)とクイーンズランド州(QLD)の時間が同じになります。
シドニーで生活をしていて他州と関わり合いがある場合はサマータイムを気にしていないといけません。
またオーストラリア国内ではなく他の国との場合は、今現在の時差より1時間短くなります。
日本との時差は、現在(サマータイム期間中)の2時間から1時間(サマータイム終了後)に変わります。
サマータイム時間調整の方法
通常4月第一日曜日(2024年の場合4月7日(日曜日))にサマータイムが終わります。そうなると日本とオーストラリアの時差がサマータイム期間中の2時間から1時間に変わります。では時間の基準が変わるシドニーに居ながらどうやって対応していけばよいのでしょうか?
シドニーに居るのであれば生活には問題ないですが、それでも時間の調整は必要になります。
2024年の場合、4月7日(日曜日)がサマータイム終了日です。この日の午前3時に時間の調整が行われます。
ただし自分で何かを行う必要は実は何も無いのです。
パソコンや携帯電話に内蔵されている時計の設定をシドニー時間にしていれば自動調整されるので何もしなくてよいのです。
これでサマータイムの時間調整は終了です。
一昔前でしたら寝る前に時計の針を1時間戻してから寝ればよかったのですが、自分で時計の針を直さないといけないような時計には現在はなかなかお目にかかれないかと思いますし、設定が出来ていればわざわざ携帯電話やパソコン内にある時計を直す必要もありません。
寝て起きればサマータイムが終わっています。
日本とオーストラリアの場合は、サマータイム期間中である2時間の時差から毎年4月第一日曜日(2024年の場合4月7日(日曜日))にサマータイムが終わり日本との1時間の時差に変わります。
シドニーでの生活自体は変わりませんが、他州や他国と関わり合いがある場合はサマータイムが終わるその日に時間の調整が必要となってきます。
気づいた方もいるとは思いますが、そうです、この日は1時間余分に寝ることができます。逆にサマータイムが始まる日は1時間早くなるので1時間睡眠時間が削られます。
次のサマータイム(Daylight SavingTime)はいつから始まる?
サマータイム(DST)が2024年4月7日に終了し時間調整され日本との時差が2時間から1時間になりますが、今度は次のサマータイムがいつから始まるのか?が気になるところです。
シドニーの夏が始まるであろう時期の10月。2024年10月3日(日曜日)にサマータイムが再開されます。この時はシドニーの時間が1時間早まるので日本との時差が2時間になります。
毎年季節が夏になり始める10月第一日曜日にサマータイム(Daylight Saving Time)が始まり、夏が終わる4月第一日曜日にサマータイムが終わります。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
サマータイムですがシドニーがあるニューサウスウエールズ州内で生活している分には生活にそれほど大きな支障はきたしませんが、それでもサマータイムが始まる日と終わる日には気を付けて欲しいところです。
なぜならサマータイム開始日と終了日には午前3時に設定時間が変更されるからです。その時間に時間設定が変わるので朝起きた時には時間設定変更済みなわけで、朝起きて気が付かなければ1時間ズレたままで気が付くまで生活しているからです。
強いて言えば、サマータイム開始日は時間が1時間早まるので睡眠時間が1時間少なくなること。サマータイム終了日は時間が1時間戻るので睡眠時間が1時間余分に取れる事ぐらいです。
朝起きた時に確認しておけば後は困らないですが、それをしないで行動すれば電車もバスも1時間ずれた形での行動になりますし、仕事やデートなどの約束事も1時間ズレた行動になります。
シドニーではこのサマータイムの制度のおかげでサマータイムが始まれば日本との時差が1時間から2時間になり、サマータイムが終われば2時間の時差が1時間になるなど半年ほどの周期で時間設定が変更されます。期間中は国内他州との時差も他の国との時差も1時間変わってきます。
毎年3月中に屋外で行われる夏のイベントも終了していきますので、シドニーでもだんだんと季節が変わっていくのを感じることが出来ます。
新しい季節に向けて、シドニーでは様々なイベントやアクティビティが開催されるので、それはそれで楽しみにしてください。